長期間を意識するために週足グラフを見る習慣を【2022/12/04】

直近の株価の動きが気になり、つい視野が狭くなりがちになります。
そういったときに、長期のグラフを眺めることで視野を広げ、意識を長期に向けることをしたい考えました。
今後、週末に作成し続けたいと考えています。
株価指標
TOPIX

S&P500

オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)
参照元:https://www.msci.com/our-solutions/indexes/acwi
「オールカントリー」と称する投資信託やETFのベンチマークに多く採用されているインデックスです。

為替レート
ドル円レート

ユーロ円レート

投資信託 基準価額
eMAXIS Slim米国株式
株価指標「S&P500」をベンチマークとして運用されている投資信託です。

eMAXIS Slim全世界株式
株価指標「ACWI」をベンチマークとして運用されている投資信託です。

先週の経済指標
先週は、重要な指標の多い週でした。
そのなかで、米ISM製造業指数と米雇用統計について。
米ISM製造業総合景況指数
製造業企業にアンケートを実施して、回答結果から指数を算出します。
50が中間となっていて、50以上が景気拡大、50以下が景気後退と判断されます。
- 11月の指数は49.0でした。
- 予想は49.7でしたので、結果としては「下振れ」。
- ダウ指数は下落、ドル円は円高に振れました。
米雇用統計
主に月初めの金曜日に公表され、市場への影響力としては最大級の指標です。
その中でも関心の高い項目が以下の3点です。
- 非農業部門雇用者数
- 失業率
- 平均時給
結果は、以下の通りです。
項目 | 前回値 | 予想値 | 結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | 31.5万人 | 20.2万人 | 26.3万人 |
失業率 | 3.7% | 3.7% | 3.7% |
平均時給 | 0.4% | 0.3% | 0.6% |
昨今は、インフレ率上昇に関心が集まっているため「平均時給」に多くの注目が集まっています。
米は、非常に柔軟に従業員の雇用、解雇が可能な国です。
自由経済&民主主義国家では、唯一といっても過言ではないでしょう。
よって、雇用統計値の変動はその時の景気を非常に敏感に反映していると考えられています。
雇用数と平均賃金が予想値に対して堅調な値を示しました。
しかし、株価が下落しました。
経済指標が堅調なのに株価が下がるのはチグハグな感じがします。
投資家は、一旦経済状況が悪化してでも金利上昇が収まることを期待しているのでしょう。
堅調な指標値に素直に反応できなくなっています。
長期投資は、ここが踏ん張りどころなのでしょう。
おススメ書籍
株価低迷時に腰を据えて読んでおきたい本です。
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節約術や市場急落時にメンタルの支えになる情報を発信しています。|50代メーカー勤務、研究開発に従事中。|2004年に投資開始、個別株,信用取引⇒FX⇒リーマン遭遇⇒米国株ETF⇒現在S&P500投資信託eMAXIS Slimをほったらかしで運用中。
千葉県在住。
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