長期間を意識するために週足グラフを見る習慣を【2022/12/18】

直近の株価の動きが気になり、つい視野が狭くなりがちになります。
そういったときに、長期のグラフを眺めることで視野を広げ、意識を長期に向けることをしたい考えました。
今後、週末に作成し続けたいと考えています。
株価指標
TOPIX

S&P500

オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)
参照元:https://www.msci.com/our-solutions/indexes/acwi
「オールカントリー」と称する投資信託やETFのベンチマークに多く採用されているインデックスです。

為替レート
ドル円レート

ユーロ円レート

投資信託 基準価額
eMAXIS Slim米国株式
株価指標「S&P500」をベンチマークとして運用されている投資信託です。

eMAXIS Slim全世界株式
株価指標「ACWI」をベンチマークとして運用されている投資信託です。

先週の経済指標
先週は、米CPI(消費者物価指数)とFOMC政策金利の発表がありました。
米CPI(消費者物価指数)
アメリカでの衣料や食料品など約200の品目の価格の変化を指数化したもの。
2%が適正とされ、超えるとインフレ、それ未満だとデフレと呼ばれます。
結果は、以下の通りです。
項目 | 前回値 | 予想値 | 結果 |
---|---|---|---|
米CPI(消費者物価指数) | 7.7% | 7.3% | 7.1% |
米コアCPI(コア消費者物価指数) | 6.3% | 6.1% | 6.0% |
コアCPI指数は、CPI指数から食料品やエネルギーを除いた値です。
- 前回値や予想値から下落しました。
- インフレが収まりつつある表れであり、ポジティブな結果。
- しかし、株価の上昇は限定的。
- 投資家は、インフレ撲滅後の景気後退を予感しているのでしょう。
FOMC政策金利
アメリカの銀行がFRB(中央銀行)からお金を借りるときの基準になる金利。
前月に対する変化率が焦点になる。
- 予想は、0.5%上昇。
- 結果は、予想通り0.5%となる。
- 特に何も起きずに通過した感。
気になるニュース
ブルームバーグから気になる嫌なニュースが報道されています。
岸田政権が物価目標柔軟化検討、日銀との共同声明改定へ
2022年12月17日 17:03 JST
岸田政権が、政府と日本銀行の役割を定めた共同声明を初めて改定する方針を固めたことが17日、複数の政府関係者への取材で分かった、と共同通信が報じた。2%の物価上昇目標の柔軟化を検討するとしており、日銀が黒田東彦総裁の下で進めてきた大規模金融緩和の修正につながる可能性があるという。
ブルームバーグ
日本の金利を上げる、もしくは量的緩和を止めることになると景気の腰折れにつながる懸念が生じます。
日本のインフレがようやく2%を超え、給料の上昇につながるかに見えた矢先に増税の宣言、金利上昇となれば、デフレに逆戻り、企業は金利に苦しむため給料は上昇しないでしょう。
増税したところで、景気後退で全体の税収は下落するように思えます。
誰に忖度しているのでしょうか?国民ではなさそうです。
おススメ書籍
株価低迷時に腰を据えて読んでおきたい本です。