長期間を意識するために週足グラフを見る習慣を【2023/1/29】

直近の株価の動きが気になり、つい視野が狭くなりがちになります。
そういったときに、長期のグラフを眺めることで視野を広げ、意識を長期に向けることをしたい考えました。
今後、週末に作成し続けたいと考えています。
株価指標
TOPIX

S&P500

オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)
参照元:https://www.msci.com/our-solutions/indexes/acwi
「オールカントリー」と称する投資信託やETFのベンチマークに多く採用されているインデックスです。

為替レート
ドル円レート

ユーロ円レート

投資信託 基準価額
eMAXIS Slim米国株式
株価指標「S&P500」をベンチマークとして運用されている投資信託です。

eMAXIS Slim全世界株式
株価指標「ACWI」をベンチマークとして運用されている投資信託です。

先週の経済指標
先週は、米GDP(速報値)の発表がありました。
米GDP 国内総生産(速報値)
米GDPとは、(一定期間内で)アメリカ国内で生産された財やサービスの付加価値(売上から原価を差し引いた額)の合計のこと。
発表されるのは、前年に対する1年換算された成長率です。
集計期間の1か月後に「速報値」が発表され、2か月後に「改定値」、3か月後に「確報値」が発表されます。
結果は、以下の通りです。
項目 | 前回値 | 予想値 | 結果 |
---|---|---|---|
第4四半期GDP(速報値) | 3.2% | 2.6% | 2.9% |
予想値を上回ったものの、市場の反応はいまいちでした。
米経済成長の推移

- リーマンショックから回復した後は、概ね2~3%の成長率でした。
- 2020年にコロナ禍で大きく減少しました。
- 2021年は、政府補助金の影響もあって大きく反動しました。
- 2022年の第4四半期は、2010~2019年の値に戻った。
- 今後、2%以下になるようだと黄色信号かと。
各国の経済成長率
経済成長率は多くの場合、GDPの成長率のことを指します。
「率」ですので、前年との比較になります。
以下のグラフは、各国のGDPの推移を表しています。
成長していれば、右肩上がりの線になります。

- 日本は、1995年までアメリカに追随するように成長していました。
- 1995年以降は、横ばい(成長していない)です。
- ドイツ、イギリスは、アメリカほどではありませんが成長を続けています。
- 中国は、2000年以降急激に成長しました。
- インドも成長を続けています。
GDP成長率の見方
アメリカは、高いインフレ率を抑え込むのに躍起になっていますが、
GDP成長率 > インフレ率 であれば問題ありません。
GDP成長率は、庶民にとって給料の伸び率のようなものです。
物価の高騰よりも給料の上昇幅の方が高ければ、生活は豊かになっていきます。
先進国は、概ね「GDP成長率が3%、インフレ率が2%を目標」にしています。
日本も、今のインフレ率に沿うよう、GDP成長率が上昇することを期待したいものです。
おススメ書籍
株価低迷時に腰を据えて読んでおきたい本です。