お金持ちはATMの手数料を払わない

2021/11/22

ATMからお金を引き出そうとすると手数料を取られる時があります。一回当たり110円のところが多いでしょうか。これ、銀行から預金金利で取り返そうとしたら何年かかると思いますか?

答えは、100万円預金しつづけて14年かかります。お金持ちの方は、こういった損得勘定を瞬時に行います。損になることは絶対にやらないのがお金持ちです。

さらに、今後増えてきそうなのがATMでお金を預けようとしたときに手数料がかかるということです。

2022年1月17日からゆうちょ銀行普通口座へ駅やコンビニに設置のATM経由でお金を預け入れると手数料がかかるようになります。





いま使っている銀行のATM手数料を確認しよう(今すぐ)

日本のメガバンクといえば、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行を指すと思いますが、この3行のATM手数料を調べました。概略は以下の通りです。

各行設置のATM使用時手数料(2021年時)

三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行
日中無料無料無料
夜間無料無料110円
早朝、深夜110円110円110円
平日の手数料


三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行
日中無料110円110円
夜間無料110円110円
早朝、深夜110円110円220円
土日、祝日の手数料

自行のATMでこのような状況なので、コンビニATMや他行のATMではより高額な料金になっています。2021年4月からは、値上げでさらに高額になっています。

一方、ネット銀行のATM手数料は以下のような感じです。自行のATMが無いのでコンビニでの利用料です。

新生銀行住信SBIネット銀行楽天銀行ソニー銀行
手数料110円110円220円110円
無料回数無し月2回無し月4回

ネット銀行では預金額の多さや2段階認証適用でATM無料回数が増える仕組みを採用しています。預金額が少なければ、メガバンク同様に手数料を取られてしまいます。

地方銀行は、メガバンクと同様な手数料を徴収するところと、ネット銀行と同様に預金額等でATM無料回数が変わる仕組みの2通りに分かれています。

いずれにしても、「どこでも」、「いつでも」、「何回でも」無料だという銀行は無くなりました。

現金を使うことをやめよう

なぜATMを使ってしまうのか?それは…現金が欲しいからですね。

では、ATMを使わなくて良くする方法…つまり現金が無くても困らないなら、ということで具体的に以下の方法があります。

デビットカードを使う

クレジットカードのようにレジで提示すると、銀行口座から即時に引き落として決済してくれる仕組みです。

口座に入っている金額以上は使うことができないので、使いすぎてしまう方には有効な方法です。


最近は、デビットカードの使用頻度に応じてポイントが付く銀行が現れました。

現金で支払っても得することは無いに等しいので、支払い方法を変えて見てはいかがでしょうか。

クレジットカードを使う

メリットは、ポイントが付いてお得感もついてくる。

デメリットは、言わずと知れた使い過ぎの恐れがあることです。


私は楽天カードを使い、キャッシュレス生活を送っています。

電子マネーのチャージ機能を使う

クレジットカードと連携させることで、コンビニの隅に設置されている端末(ロッピーやファミポート)などでチャージすることができます。

支払いはクレジットカードの利用と合算して請求されます。

自動販売機、電車、バス利用時の支払いに小銭を使わず、この方法で支払うと財布が軽くなって便利です。

QRコード決済を使う

アプリをインストールしてクレジットカードと連携、もしくは銀行口座と連携させることで、支払いに使うことができます。

それぞれ、クレジット利用額との合算清算、銀行口座から即時引き落としとなります。


また、クレジットカードから一定額をチャージして使うことも可能です。3通りの使い方ができます。

やっぱり現金も必要かも

支払いのすべてをキャッシュレスにできたとしても、現金を全く持たないで出かけることは不安が伴います。

多少は持って出かけたいものですよね。

必要最小限ATMを使用するならこの方法

筆者は楽天銀行に口座を作って、そこにある程度の現金を口座内にいれてあります。

預金が100万円以上あると、月あたり5回までATMの利用が無料になります。

これだけの回数があれば、余程のことがない限り手数料を払うことにはならないと思っています。


そして、楽天銀行と楽天証券と連携させると普通口座の金利が年0.1%にアップします。

楽天証券の口座開設はこちら

他のネット銀行でも預金額を多くするなどの対策を取れば、無料回数が増えますのでおススメです。

預金できるお金が少ない場合は、ソニー銀行が良いと思います。

条件なしで月4回まで無料ですので、こちらもおススメです。

まとめ

  • ATM手数料は、年々高額になり。かつ無料になる条件が厳しくなってきている。
  • 今後は、入金の時も手数料がかかるようになる。
  • 対策としては、キャッシュレス化を推進し、現金を使わない仕組みを作る。
  • 自動販売機、電車、バスは電子マネーを活用する。
  • 電子マネーにはクレジットカードでチャージする。
  • どうしても現金を引き出す場合は回数を減らし、無料で引き出せる回数内に収める。