日本の物価の推移をグラフにしてみる

2026/03/07

今回は、5月22日に公表がありました「2026年4月分」の消費者物価指数までのデーターを使って1971年からの日本の物価をグラフ化しています。物価の推移を確認するのにお役立てください。

総合指数・前年同月比の推移

総務省統計局のデーターを使ってグラフ化しています。
前年同月比とは、「ちょうど1年前の同じ月との比率」です。
つまり、1年間でどのくらい物価は上がったのか?を表しています。

2022年からの推移を表しました。
総合指数」とは、天候による価格変動が大きい「生鮮食品」や海外の環境に影響されやすい「エネルギー価格」を含めた全般の物価値を示します。

直近の4か月は、久々の2%割れになっています。


次のグラフは1年ごとにまとめたものです。
直近4年余りの物価上昇は、消費税アップ以外では30年ぶりのこと
2026年は4月までの平均値です。





直近の消費者物価指数

5月22日に
「2026年4月分」の公表がありました。

日本の消費者物価指数とは

  • 衣料や食料品など582品目の
     価格の変化を指数化
  • 年2%上昇が適正とされる。
     参照:日銀の物価安定目標
  • 2%を超えるとインフレ下回るとデフレ
     と呼ばれます。

日銀の金融政策

日銀は、
安定した2%超のインフレ継続
を目標としています。

参照:金融政策運営の枠組みのもとでの「物価安定の目標」について(PDF)

物やサービスの値段は1年間で2%程度上がるのが良いとされていることが大事な点です。

直近の消費者物価指数

項目前回値予想値結果
総合指数1.5%1.6%1.4%
コア指数(生鮮食品を除く指数)1.8%1.7%1.4%
コアコア指数(生鮮食品及びエネルギーを除く)2.4%1.9%

以下が参照元です。
2026年(令和8年)4月分 総務省公表

筆者は「指数の水準」、「前回値との変化」、「事前予想値との乖離」の3点について見ています。

今回の結果は、

  • 目標である2%を下回るのはおよそ4年ぶり。
  • 総合は前回から0.1%下落。
  • コア指数は前回から0.4%大幅下落
  • コアコア指数は前回から0.5%大幅下落
  • 総合は予想値から下回る。
  • コア指数も予想値よりも0.3%低い値





物価上昇の内訳

2026年4月における前年同月比で物価上昇、下落が大きかった品目をピックアップします。

中分類中分類の上昇率代表的品目品目の上昇率
調理食品4.8%調理カレー13.1%
菓子類7.7%チョコレート21.6%
飲料9.4%コーヒー豆46.8%
設備修繕・維持2.9%火災・地震保険料3.5%
教養娯楽サービス1.7%宿泊料4.6%
通信7.4%携帯電話通信料11.0%
生鮮魚介7.5%まぐろ13.6%
肉類4.4%鶏肉6.7%
授業料等-10.6%高等学校授業料(私立)-68.8%
電気代-2.6%

チョコレート、コーヒー豆の大幅な値上がりは毎月の恒例となっています。上昇幅が維持されている状況で、とても堪えます。

うるち米、電気代やガソリンは下落しています。

家屋の保険料、携帯電話代は、ここのところ上昇が続いています。

宿泊料はすでにコロナ前よりも高騰しているように感じます。円安による外国人観光客の増加の影響が大きいように感じます。

年間の平均の消費者物価指数

昨年(2025年)の1年間ではどうだったでしょうか。年間平均と物価を押し上げた品目をピックアップします。

年平均値の推移

2023年からの推移です。

項目2023年2024年2025年
総合指数3.2%2.7%3.2%
コア指数(生鮮食品を除く指数)3.1%2.5%3.1%
コアコア指数(生鮮食品及びエネルギーを除く)4.0%2.4%3.0%

昨年(2025年)物価を押し上げた主な品目

中分類中分類上昇率代表的品目品目上昇率
穀物21.9%うるち米
(コシヒカリを除く)
67.2%
菓子類8.9%チョコレート35.7%
調理食品5.8%おにぎり15.8%
外食4.0%すし(外食)6.4%
飲料8.0%コーヒー豆39.8%
電気代5.3%
自動車等関係費2.5%自動車保険(任意)4.8%
通信4.2%通信料(携帯電話)8.7%
教養娯楽サービス2.1%宿泊料6.8%

電気代は上昇傾向でした。原油価格は1年を通して安定していたのでガソリンや灯油の価格変動は少なかったです。今年(2026年)は電気代、ガソリン、灯油、いずれも下落傾向です。

うるち米の値上がりは大きな話題になりました。今年(2026年)は今のところ下落傾向です。

地味に携帯電話の通信量が上昇しています。

チョコやコーヒー、宿泊料は現在も上昇中ですね。

生鮮食品を除く総合・前年同月比の推移

総合から変動の大きい「生鮮食品」を除いた指数です。


年単位でグラフ化しました。2026年は4月までの平均値です。





生鮮食品及びエネルギーを除く総合・前年同月比の推移

変動の大きい「生鮮食品」と「エネルギー」を除いた指数です。変動の少ない長期的な物価の先行きを示していると言えるでしょうか。直近は再び上昇に転じています。

2%を割ってきました。直近は下落傾向。景気は良くないのかもしれません。日銀の金利を上げた場合、景気悪化の影響が出る可能性は高いと思われます。


年単位でグラフ化しました。2026年は4月までの平均値です。

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