スマホの通信量を減らすためにホームルーターを活用しよう
総務省の「携帯電話ポータルサイト」によると大手携帯会社4社のサービスを利用する方のうち、40%以上の方が20GB以上の料金プランを選択しているが、実際に使っている人は10%程度なんだそうです。20GBの契約をしている人、4人のうち3人は使い切っていないことになります。自身の通信量を把握し、携帯電話会社と適切な契約に替えることでお金の節約につなげましょう。
20GBの通信量とはどのくらい?
20GBすべてを文字に置き換えた場合は、本8万冊(原稿用紙300枚/冊で換算)になります。写真なら10万枚(0.002GB/枚で換算)、動画なら33時間ぐらい(0.01GB/分で換算)でした。動画は他のメディアに比べて桁違いに通信量を食いますね。
動画 33時間 | 写真 10万枚 | 本 8万冊 |
毎月の通信量はどのくらい必要ですか?
1日の生活を振り返ってみると、ざっくりですが以下のような感じでしょうか。
想定される1日に使う通信内容 | 所要通信量 | |
外出中 | 動画10分、写真50枚、文字-原稿用紙10枚 | 0.1GB |
在宅中 | 動画50分、写真250枚、文字-原稿用紙50枚 | 0.5GB |
動画0.01GB/分、写真0.002GB/枚、文字(原稿用紙)0.000001GB/枚で換算しました。1日当たりの通信量は、0.6GBぐらいになりそうです。
自宅でもスマホの通信を使っている人は、1か月当たり 0.6GB×30日≒20GBとなります。契約 20GB/月でちょうどいい感じです。
wi-fiホームルーターの設置で節約
もし自宅にプロバイダーとの契約による「インターネット回線」がある場合なら、wi-fiホームルーターを設置し、スマホの通信をwi-fi経由にすることでスマホの通信を削減することができます。
在宅中は、wi-fiホームルーターを経由して通信しますので、その間のスマホ通信量はかかりません。
そうすると、月の通信量は外出時のみ計算すればよいことになるので、0.1GB×30日≒3GBほどで済むことになります。
通信量は動画をどの程度観るかによって決まる
このように実際に計算してみると、写真と文章でできているウェブサイト閲覧は、Youtubeなどの動画視聴に比べて非常に少ない通信量で済むことに気づきます。スマホの通信量を見積もるときは、「携帯電話会社の電波塔を経由した通信」で動画を「何分」見るかで大まかに計算することができそうです。動画を一切見ない人は、3GB/月で見積もっておけば問題なさそうです。
動画視聴時間(分)×0.01GB×30日 =1か月のスマホ通信量 |
スマホから通信量を調べる
スマホの機能から通信量を調べることも可能です。ただし機種によって、何に使った通信量なのか調べられないものがあります。なお、表示される単位で、「MB」の大きさは、概算で 0.001「GB」です。千分の1にすることで、ギガ「GB」になります。以下のサイトをご参照ください。
まとめ
- 動画を1分見ると、0.01GBの通信量がかかる。写真や文章は動画に比べるとわずかである。
- スマホの通信量は、自宅に「インターネット回線」があれば、「wi-fiホームルーター」を設置して節約することができる。