都道府県別 物価比較 どの県に住んだらお金が貯まるか(2022年版)
【2022年版】都道府県ごとの物価統計を見ながらどの県の物価が安いのか調べてみたいと思います。
そして、東京はどのカテゴリーでNo.1なのか?
総合では東京都がNo.1
総務省統計局ホームページの小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果<https://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2022.pdf>から引用しています。
指数値は、「100」が平均値です。
総合ランキングでは、東京都がNo.1で指数値104.7、2位の神奈川県が103.1です。
3位 北海道101.1、4位 千葉県101.0、5位 京都府100.9と続き、6位 山形県100.7、7位 埼玉県100.5までが平均より高い指数を示しています。
一方、物価が安い県は、宮崎県 96.1、群馬県 96.2、鹿児島県 96.6、奈良県 97.0、岐阜県 97.2です。
大阪府は?愛知県は?福岡県は?
3位が北海道なのは、おそらく冬の暖房費が影響していると思います。
北海道出身の筆者はピンときました。
そして今回も、大阪、名古屋、福岡は平均値以下です。
思っていたのと違ってませんか?私は「あれれ?」と思いましたよ。
大阪府12位 99.4、愛知県28位 98.4、福岡県42位 97.2です。
あんたら物価安かったんかい。って感じです。
住宅がダントツに高い東京都。しかも地域差が激しい。
この指数値は平均が100で、仮に指数が101ですと平均より1%物価が高いことになります。
東京都が指数130.7でダントツトップです。
仮に全国平均家賃が4万円ですと、東京都は52,280円となります。
一方、最下位は香川県81.6であり、東京都と比較すると6割くらいの金額です。
<関東1都3県> | 順位 | 指数 |
---|---|---|
東京都 | 1位 | 130.7 |
神奈川県 | 2位 | 114.8 |
千葉県 | 3位 | 111.6 |
埼玉県 | 4位 | 108.9 |
<近畿3府県> | 順位 | 指数 |
---|---|---|
京都府 | 5位 | 101.0 |
兵庫県 | 10位 | 95.7 |
大阪府 | 11位 | 95.6 |
東京都の物価は高いが…光熱・水道は安い
全般的に物価の高い東京都、しかし光熱・水道は全国42位、指数96.4であります。
地域内での選択肢がほぼ無いため、これを安くするためには住む場所を選ぶ必要があるでしょう。
「光熱・水道」以外のカテゴリーは「安いものを選ぶ」、「なるだけ使わない」、「安い部屋に住む」を選択すれば良いので節約が可能です。
東京都と同様、関東1都2県(千葉県を除く)、近畿3府県も光熱・水道が安いです。
<関東1都3県> | 順位 | 指数 |
---|---|---|
千葉県 | 18位 | 101.7 |
神奈川県 | 29位 | 99.6 |
東京都 | 42位 | 96.4 |
埼玉県 | 43位 | 96.2 |
<近畿3府県> | 順位 | 指数 |
---|---|---|
京都府 | 39位 | 97.0 |
兵庫県 | 46位 | 94.3 |
大阪府 | 47位 | 90.6 |
保険・医療は、全国差が最も少ない
保険・医療のカテゴリーでは、最上位と最下位の指数の差が5.7と小さいです。
全国、どこに住んでも差はあまり無いということです。
教育は住居に次いで地域差が大きい
筆者の感覚では、都会に大学がたくさんあって教育熱心な人がたくさんいるイメージなんですが、実際は少し違いました。
トップ10には、大阪府 2位、京都府 3位、東京都 5位、神奈川県 6位、兵庫県 7位が入っています。
大体イメージと合ってますね。
しかし地方で、1位 和歌山県 124.5、4位 滋賀県 115.1、8位 福井県 103.5がランクインしています。
実はこの3県、毎年上位を占める常連なんですね。
<関東1都3県> | 順位 | 指数 |
---|---|---|
東京都 | 5位 | 109.5 |
神奈川県 | 6位 | 106.9 |
埼玉県 | 14位 | 97.5 |
千葉県 | 17位 | 96.8 |
<近畿3府県> | 順位 | 指数 |
---|---|---|
大阪府 | 2位 | 120.8 |
京都府 | 3位 | 115.7 |
兵庫県 | 7位 | 104.9 |
まとめ
- 地域差の大きい、住居と教育を節約すれば、地域による高い安いはかなり薄れます。
- 総合では東京都がNo.1で指数値104.7、2位 神奈川県が103.1、3位 北海道101.1、4位 千葉県101.0、5位 京都府100.9、6位 山形県100.7、7位 埼玉県100.5までが平均以上。
- 東京都104.7に対して、最下位宮崎県は指数値96.1であり、差は1割以下です。
- 光熱費は1都2県(千葉県を除く)と近畿3府県が意外と安い。
- 教育は都市圏だけでなく、滋賀県、和歌山県、福井県が高い。そして、格差が大きい。
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都道府県別 物価指標
皆様が住んでいる地域が平均に対してどうなっているのかグラフ化しました。
それぞれのカテゴリーに含まれる主な品目は、以下の通りです。
カテゴリー | 主な品目 |
---|---|
食料 | 食料品、飲料、酒類、外食費 |
住居 | 家賃、修繕費 |
光熱・水道 | 電気、ガス、水道、光熱用燃料費 |
家具・家事用品 | 家具、電化製品、照明、カーテン、食器、調理器具、洗剤、ティッシュ等 |
被服 | 衣料、履物、クリーニング代 |
健康医療 | 薬、おむつ、眼鏡、診療代、予防接種代 |
交通・通信 | 運賃、自動車、自転車、レンタカー代、高速料、自動車保険、駐車場代、通信費 |
教育 | 授業料、教科書、参考書 |
教養娯楽 | テレビ、文房具、運動用具、玩具、切り花、園芸、書籍、宿泊料、月謝、受信料、入場料、ペット費用 |
諸雑費 | 理美容、化粧品、石鹸、カバン、傘、腕時計、指輪、たばこ、保育費、葬儀、各種手数料 |