【2022年最新版】投資信託の選び方-インデックス投資のすすめ
投資信託とは、一般社団法人 投資信託協会によると、「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」とのことです。
ここでは、たくさんある投資信託の中からインデックスファンドへの投資を勧めています。
その中でどの様に選ぶとよいか、その方法を紹介しています。
インデックスファンドとアクティブファンドを見分けよう
投資信託は大きく2つに分けられます。
1つめがインデックスファンドで、もう1つがアクティブファンドです。
端的に違いを表現すると、
・インデックスファンドは決まり、規則を先に定め、それに従って「機械的に運用する」投資先です。
・アクティブファンドは決まり、規則を同様に定めますが、それに従いながら「専門家(人間)が判断して運用する」投資先です。
人間の判断が入るか、入らないかの違いです。
そして、アクティブファンドは人間が介在することで機械的なインデックスファンドを超える成果を目指します。
人手がかかっているため手数料が高くなります。
一方、インデックスファンドは機械的に人手を介さず運用することで手数料の最安を目指します。
投資信託を選ぶ判断材料は3つ
現在、多数の投資信託がありますが、優良なものは1割にも満たないと思っています。
しかも、短期間でどんどん良いものが出てきて、どんどん入れ替わっています。
そんな中、2022年時点で間違いのない優良品を選択するためには以下の条件を満たす必要があります。
判断材料その①:純資産残高は50億円以上のものを選ぶ。
純資産残高が小さいと、償還と呼ばれる「手仕舞い」が起きる可能性があります。
償還自体が損失を生むことは有りませんが、手続きなどの手間がかかるため避けたいところです。
判断材料その②:信託報酬(手数料)は0.2%以下を選ぶ。
信託報酬とは、投資総額に対する手数料で、毎日支払います。
年あたり0.1%のものもあれば、2.0%を超えるものもあります。
仮に100万円を投資したとして計算すると、1日当たり0.1%で3円、2%で55円です。
チリも積もれば山となります。これは重要な判断材料です。
判断材料その③:投資先は株式から選ぶ。
最後に、何に投資しているかを判断します。
継続的に成果を得られる投資先は、株、債券、不動産の3つがありますが、最も効率的で長期投資では安定している株式を選ぶことが重要です。
投資信託の買い方-最初は少額から始めましょう
投資信託の購入方法は、口数買付と金額買付がありますが、100円から購入できるのは金額買付です。
金額買付で少額(100~1000円)から始めます。
スタート時に儲けが出ればよいですが、大きく損失が出ると気持ちが萎えて「投資なんかやめてしまおう」となってしまいます。
投資で儲けている人は、ほぼ全員が長く市場に居続けていた人です。
短期間で儲けることが出来た人はその後、短期間で損失を抱えて去っていきます。
儲けるためのコツは、長く市場に居られる様、投資を続けようとする気持ちを保つことです。
継続できるよう、最初は少しで、小分けに増やして行くのが良いです。
積立買付を利用して自動化する
証券会社の仕組みに、一定の間隔(毎日、毎週、毎月など)で繰り返し(自動的に)購入する「積立買付」というものがあります。
日々の生活が忙しくてうっかり購入を忘れることを防止してくれます。
毎月収入がある方は一定の額を自動購入することで、資産形成が強力に推進されます。
一括買付で機会損失を防ぐ
もし、余裕資金があり、ある程度まとまった金額の購入が可能なら、一括で購入することを検討しても良いです。
いつ買えば良いかと待っている間に機を逃すことは、投資の世界では多々あります。
積立買付でコツコツ行くか、一括買付で一気にスタートするかについての議論はとても盛んですが、筆者は余裕資金での買付ならば一括買付でいいと考えています。
まとめ
- 投資信託とは、投資家から集めたお金を運用会社が専門家の判断で投資し、得られた成果を投資家に帰す仕組みのことです。
- 投資先は、純資産残高50憶円以上、信託報酬0.2%以下、株式へ投資するものを選択しましょう。
- 投資は金額買付がおすすめ。最初は、少額から始め、小分けに増やしましょう。
- 定期収入がある方は、その中から一定額を積立買付で自動的に投資しましょう。
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