投資には時間をかけない

ブログであれこれ書いていますが、投資判断にはほとんど時間を使っていません。
買う銘柄も決まってますし、それ以外を長期投資するつもりもありません。
たまに、米ドルやオーストラリアドル、金、債券を少額買って半年くらいで売ることはありますが、まれです。
直近ではインフレが叫ばれ始めた今年1月に金を買いました。もう売ってしまっています。
その前は2020年4月に原油が0ドルを下回った時、オーストラリアドルを買いました。
その後、あっという間に元のレートに戻ったので、これもすぐ売りました。
投資は高コスパで運用する

ここでの投資とは、株や債券を購入して配当や値上がりによって利益を得ることを指します。
※学習や経験を得るための投資のことではありません。
いま投資をしている先は、米国株のインデックスに連動する投資信託です。
毎月、決まった額を購入し、そしてそのままほったらかしにしています。
2013年頃からの市場環境が良かったこともあり、幾分の利益が出ています。
一方、投資にかけた費用(手間)と言えば、ほぼ0円です。
証券口座の維持手数料も、投資信託を購入するときの手数料も0円です。
信託報酬が毎日かかりますが、自動で行われているため、手間としては0円です。
費用対効果で言えば、まさに不労所得といった感じで高コスパを実践できています。
これにたどり着くまでは

かつては、企業の業績を四季報で調べ、有望と思える株を購入し、一喜一憂していました。
その後、市場が下落基調になったとたん、儲けることが出来なくなりました。
この後、株がダメなら為替かとFXに手を出しましたが、今よりも手数料が非常に高く、飽きっぽい性格もあってうまく行きませんでした。
というより、リーマンショックであっという間に円高に巻き込まれ、右往左往した挙句にかなりの損失を出し、逃げるように退場しました。
その後、2009年頃、たどり着いたのが投資信託です。
三井住友TAM 世界経済インデックスファンドを定期的に購入し始めます。
これ一つ買っておけば世界中の株や債券に分散して投資が可能。
しかも当時としては信託報酬が0.55%と安かったことが決め手でした。
これを購入し始めてからは、投資に関して何かを調べることの必要性が無くなりました。
そのためか本業のサラリーマンに没頭していました。
本当に年に1、2回、証券口座にログインして口座が存在していることを確認する程度の事しかしていませんでした。
この後、2018年にeMAXIS Slimシリーズが登場します。
信託報酬の安さに惹かれ、投資先を変更しました。
どんな心構えが必要か
端的に表現するならば、「恐れるな」、「欲張るな」です。

株式投資の過去を振り帰れば、株価が半分になることが何度か起こっています。
そんな時、誰もが怖くなります。
仕事や家事、友人付き合いにまで身が入らなくなり、生活、いや人生に支障をきたすようになります。
いかに恐怖をコントロールできるかが重要です。
方法は、2つあります。
一つは、投資したことを忘れることです。
できる限り投資の情報から距離を置きましょう。
積立投資をいったん中止することも必要でしょう。
もう一つは、あらかじめたくさん投資しないことです。
つまり、「欲張るな」ということです。
よく、若いうちから投資を始めた方が良いとアドバイスされています。
理論的には正しいです。
そして、よりたくさん投資した方が良いともアドバイスされています。
これも、“理論的には” 正しいです。
ですが、市場が悪化し始め、株価が低迷した時に耐えられなかったら、売却してしまったら、元も子もありません。
投資したお金が、まるっと無くなっても「また始めればいいよ」と思える額が適正でしょう。
インデックス投資は、かなり退屈だ

「投資に時間をかけない」は、逆から見ると「投資してもすることが無い」と言えます。
投資することで、生活にメリハリが出来たとか、経済に詳しくなったとか、基本ありません。
株価が気になることがきっかけで、経済に興味が出ることは有るでしょう。
しかし、たくさん勉強しなければ、一般人と変わりありません。
他人より多少詳しくなったところで、株価の先を読めるようになるようにはなりません。
さっさとあきらめて、別のことに精を出しましょう。
英語の勉強でもいいし、仕事に関する資格でもOKです。
家族旅行の計画を立てるもよし、運動不足解消に自転車を買っても良いでしょう。
他にやれることが無くなるくらい投資にお金をつぎ込んでしまっているならば、それは「欲張りすぎ」ですので、すぐに改めた方が良いです。
インデックス投資の本を読みましょう
「恐れず」、「欲張らず」に投資を進めるコツがあります。
それは、インデックス投資に関する本を読むことです。
インデックス投資がなぜこれほど、もてはやされているのか。
その合理的な理由を知ることで、少しだけ「恐怖と強欲」に打ち勝てるようになります。
おすすめの本は、以下の3冊です。
一冊目は「インデックス投資は勝者のゲーム」です。
なぜインデックス投資が合理的なのかを解説しています。
二冊目は、「敗者のゲーム」です。
テクニカル分析やファンダメンタル分析を駆使して勝負することは「敗者のゲーム」であると説いています。
では、勝者は?…答えは「インデックス投資」です。
三冊目は、上記2冊の総合版で中級者向けと言えます。
ですが3冊読み終えると、この本が一番要約されていることに気がつきます。
ゆえに、いきなり読むと難解ですので上の2冊を読んでから読むことをお勧めします。
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節約術や市場急落時にメンタルの支えになる情報を発信しています。|50代メーカー勤務、研究開発に従事中。|2004年に投資開始、個別株,信用取引⇒FX⇒リーマン遭遇⇒米国株ETF⇒現在S&P500投資信託eMAXIS Slimをほったらかしで運用中。
千葉県在住。
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