住宅ローンは繰上返済できるようにすべき!?
筆者は2004年に2000万円の住宅ローンを組んで家を建てました。同時は固定金利で借りるのが常識でして、10年間固定金利3.5%(その後変動金利)で借り、繰上返済を繰り返して9年で完済しました。(写真は筆者の家ではありません)
画期的だった繰上返済手数料が無料の住宅ローン
2004年に新生銀行で住宅ローンを組みました。当時、東京駅の近くのおそらく住宅ローンセンター(本店ではなかった)で契約したことを覚えています。その当時、おそらく唯一、「繰上返済手数料が無料の住宅ローン」だったと思っています。25年で組みましたが、はなから25年かける気はなく、繰上返済が無料なのをいいことに、お金が貯まれば繰上していました。
団体信用生命保険料が無料で、申し込み手数料が5万円だったと思います。申し込み契約した数週間後にキャンペーンで手数料が半額になったのを悔しく思っていました。当時、年率3.5%以上で運用できる金融商品など思いつかず、ローンを早く返済するのが一番得だと考えていました。いまでも、その判断は、おおむね正解だったと考えています。
住宅ローン減税の活用
2004年当時にも、この制度はありまして活用させてもらいました。返還として受け取れる額は、年末の借入残高の1%を支払予定の所得税額(足りなければさらに住民税額)を軽減する形だったと記憶しています。今も同様な制度かと思います。
【参考サイト】住宅ローン控除(減税)の図解解説と減税額早見表2021-計算方法をわかりやすくシミュレーションで解説|住宅の補助金・減税・優遇制度オールガイド
今の住宅ローンの金利はびっくりな年率
現在の住宅ローンの金利(変動)を見ますと、驚くことに0.5%前後!でした。(新生銀行を参照)これを見て最初に思ったのは、返す額を抑えて住宅ローン減税分1%受け取れば、儲かるんじゃね?ってことでした。早速調べてみると、やっぱりそうでした。出版社のページに書かれているので間違いないでしょう。
【参考サイト】住宅ローン|新生銀行
【参考サイト】金利1%以下なら、税金の戻りの方が多く…|ダイヤモンド不動産研究所
1%以上の金利を支払っている人は借り換えを検討したほうが良い?
今借りている住宅ローンが1%以上なら、1%以下の住宅ローンに借り換えることで、節約ができて、お金を増やすことが出来るようになりそうです。銀行でも借り換えしたくなるよう特集ページを用意して販売促進していました。借り換えの手数料や、各種証明書の入手などお金と手間がかかりますが、一考の価値はありそうです。
住宅ローン減税は(2021年4月現在)13年間受けられる
13年間、住宅ローン減税の差分利益を享受し、13年後に貯めたお金で繰上返済するのが賢い返済戦略のようです。もっとも、0.5%の金利で借金が出来るって、住宅ローン以外ありえませんから、借りている人はうまく活用してもらいたいと思います。かつて筆者が行った、ひたすら繰上返済することは今の時代には合っていないかもしれません。この記事を読んで気になることが出来た方はさっそく銀行に相談することを強くお勧めします。
リンク先が新生銀行ばかりなのは、かつて筆者がお世話になったからです。他の銀行でも、それぞれ特徴のある商品を取り扱っていますので比較されることをお勧めします。
新生銀行さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。今も給料を振り込んで活用させていただいております。